🌸主語が企業から社会に変わってきた
5月28日、三井住友銀行は日本経済新聞朝刊において、サスティナブルな取り組みを紹介する全面見開き広告を掲載しました。「緑豊かな地球、希望を持って挑戦できる社会、心豊かな成長の実現に向けて」というメッセージと、同じく脱炭素社会の実現などサスティナブルな活動をしている企業のロゴが紹介され、はなときを運営する「国土緑化株式会社」も、その1社として掲載していただきました。
2000年初頭、コンプライアンスの欠如から発生した相次ぐ不祥事をうけ、企業はCSR(Corporate Social Responsibility)という言葉を掲げるようになります。直訳すると「企業の社会的責任」、いわば「企業の良心」とも訳され、環境保護など社会的問題への対応は企業の評価に直結する時代になります。投資家は企業の利益だけでなく、その利益をどのように生み出しているかを重視し、企業は法令遵守や環境配慮、地域貢献などを通じて「良い企業」であることを、CSRレポートで報告するようになりました。CS℞の主語はう「企業の社会的責任」として、環境など社会的問題の取り組みを自主的に行い、CSRレポートでアピールしていました。主語はあくまで企業でした。
それが2015年にSDGsがはじまると、企業の語り口も変わってきます。同じ“社会貢献でも、目的・範囲・評価基準が異なるからです。CSRとSDGs、大きな違いは「国や団体だけの目標」ではなく、企業が全体的に取り組む国際ルールとして位置づけられた点です。先ず、語り口の主語が変わってきました。企業が自らを主語にせず、社会を主語に置く表現になります。 CSRとSDGsの本質的違いは次の通りです。
CSR=主語は企業。“よい企業”であるための責任。個々にやるべきこと SDGs=主語は社会。課題を“事業戦略”に組み込む。全体でやる国際ルール
🌸SDGsの時代の中で
SDGsが浸透しつつある近年、「企業は社会の一部」「企業は共に未来をつくる」存在なのです。次に求められるのは、透明性と説明責任です。単に「やっています」と言うだけでは不十分で、どの目標にどれだけ貢献しているのか、どのような指標で進捗を測っているのかを明確に示すことが必要です。
これからの時代、私たちの扱う緑は更に必要な存在となるでしょう。社会の一部である企業が緑を増やすことで、社会全体に緑が広まります。国土緑化の経営理念『緑による文化の創造』につながるのです。冒頭のロゴの掲載も、先方から当社事業の内容と理念が今回の広告趣意に沿っているという理由でお話をいただきました。
私たちはこうした社会情勢の“真ん中”にいて、その一翼を担っていることを感じます。この自覚と誇りを持って、日々業務にあたっていきます。

